Re : BONとは

長い時間を経たなければ、決して手に入ることのない味わいや深み。

コンセプト

心をもてなす、一服の盆栽。

誠意を尽くして客人をもてなす茶事のごとく、日展作家と盆栽デザイナーが、一つの盆栽のために、鉢や土にまでこだわってつくったRe:BON BONSAI。これまでの堅苦しい盆栽の概念にとらわれず、部屋のインテリアとして自由にお楽しみいただけます。そして、慌ただしい時間のなかで忘れかけていた、ゆたかで凛とした日本人の精神を呼び醒ましてくれます。この世に一つとして同じものがない一期一会の盆栽が、私たちの暮らしに、あたらしい息吹きを吹き込みます。

用の美を追求した越前焼。

新850年以上の歴史を持ち、日本六古窯のひとつとして知られる越前焼。鉄分を多く含んだ粘土からつくられる焼物は素朴なぬくもりと堂々とした風格を持っています。また江戸時代に入り信楽焼、備前焼など他の六古窯が芸術的な焼物をつくり始めたのに対し、越前焼は暮らしのなかで使う水瓶や味噌を貯蔵する瓶など、実用的で普段使いの焼物の趣向を変えず、現代にいたるまで受け継がれてきました。

目指したのは、いまの暮らしに溶け込む盆栽。

盆栽を今の私たちの生活スタイルのなかで気軽にたのしんでいただけるよう、Re:BON BONSAIは、植える木だけでなく、焼物のフォルムや質感にこだわり、鉢、受け皿をトータルでデザインしています。そのスタイリッシュなデザインは、リビングやオフィスなど置く場所を選びません。古来より普段使いの焼物を焼きつづけ、暮らしの中で使い続けられてきた越前焼ならではの盆栽鉢なのです。

伝統の越前焼から生まれた、吸水性にすぐれた盆栽のための土。盆栽。

多孔質体の孔の直径の多くが数nm(ナノメートル)程度しかなく、連続した孔によって吸水力と保水力に優れている越前焼。Re:BON BONSAIはその越前焼のセラミックの特徴を活かし、盆栽の生育に必要な水分を吸収させる粒状のセラミックを用いた盆栽専用の土を開発しました。越前焼に使われる粘土に糠を練り込み、さらに焼成する温度にも細かく気を配り、毛細管現象と吸水力、保水力を高めるように焼き上げています。
焼き上げた結果、従来の赤玉土主体の用土に比べて、約1.7倍の保水力を向上させることが可能になりました。

■保水性試験

水を浄化する土。

古くから越前焼の水瓶に水を入れておくと腐らないと言われている越前焼の水瓶。濁った水を越前焼の水瓶のなかに入れておくと、2、3日後には透明になるほどです。これは越前焼の粘土に鉄分が多く含まれ、この鉄分が水の浄化に作用しているからだと考えられています。Re:BON BONSAIの土はこの越前焼からできた粒状のセラミックでできているので、与えられた水は土に吸水されてから浄化され、そして植木に吸収されます。

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